株式会社ラウンドワンから学ぶこと

 

2年前に53億の赤字を発表したラウンドワンはどうなったのか

 

 ラウンドワンは9日、2015年3月期の連結最終損益が53億円の赤字(前の期は196億円の赤字)になったもようだと発表した。従来予想は45億円の黒字だった。採算悪化店舗の減損損失39億円などを特別損失として計上したほか、法人税率引き下げを見込んだ繰り延べ税金資産の取り崩しも響いた。

売上高は前の期比1%減の833億円と従来予想を22億円下回った。料金プランを値下げした効果が続かず、客数が減少した。営業利益は40%減の60億円だった。ゲームの景品の仕入れ価格上昇などで採算が悪化した。

http://www.nikkei.com/article/DGXLZO85500280Z00C15A4DTA000/

2年前に赤字を出した株式会社ラウンドワン。その後、どうなったのかIR情報をみてみると、回復している模様。
http://www.round1.co.jp/company/ir/index.html

また今年のニュースでは活気があるようなことが取り上げられている。

ラウンドワン、既存店活性化で増益

【既存店活性化で増益】ボウリングやカラオケなど一部サービス料金の値上げで客単価上昇。教室開催で顧客層広げる。米国事業も収益に貢献。最新ゲーム機導入で既存店活性化。労務管理徹底し最終増益。【米国出店加速】米ショッピングモール狙い出店を加速。2025年までに100店舗の開業を目指す。
http://www.nikkei.com/article/DGXLMS4680H35DV10C17A5000000/

 

ネットの意見では新店舗を担保して続けてお金を回す手法なのかなど言われいるが、分析してみたいと思う。

そもそも最初は何から始めた会社なのか?

ラウンド1は元は父親が開いたローラースケートリンクを開業した杉野興産が最初。

ラウンドワンの社長である杉野公彦氏は大阪府泉南市で、紡績業を営む家庭に3人兄弟の末っ子として生まれる。父は昭和40年代半ば、ブームだったボウリング場経営に乗り出すも、ほどなく撤退。本業の紡績業もオイルショックの余波を受けて借金を抱えるなか、2つのボウリング場は食品スーパーとローラースケート場として再出発。

杉野公彦氏は大学1年の秋、父からローラースケート場を手伝うように指示を受け設営段階から関わる。お客さんが入ったのは最初の1、2カ月だけで、1年後には赤字が7千万円ほどに膨らみ、父は店をたたむ準備を始める。

当時はSNSもスマホもない時代。学生が群れる場所、皆が自然に集まって遊べる場所を求めていので、そういった施設を設定したら儲かるのでは?とコインゲームやボウリングやビリヤードもできる店を父に提案。父はそれに反対したが、杉野公彦氏は設備投資費用や収支計画、図面など100枚以上のレポートを用意し父を説得。半年がかりで納得させる。

 

歴史的には
1980年12月大阪泉大津市にローラースケートリンクを開業した杉野興産が出発点。
1982年にラウンド1はローラースケートに併設してボウリングを開業、
ボーリングレーンを拡張しながらがボーリングの方がメインとしてローラースケートは閉鎖。
1990年にボウリングとアミューズメントを一体化した新たなラウンド1がオープンした。
1993年から1994年にかけてラウンド1の会社形態は変遷を遂げながら現在のラウンド1となり、
1998年12月に東証2部に株式上場、1999年9月には東証・大証1部上場となった。
つまり2017年現在、社歴は40年近くなる。

つまり資産家・企業家の息子として生まれ、廃業予定だったローラースケート場をアミューズメント施設として作り上げた人物。起業当時は年間売上2000万円の赤字運営を引き継いだため、投資は父からの借り入れでスタートし、外装は自分で行い、マシンも中古で行った。当初10年間は365日無休だったという。

出典・参照:
http://www.sankei.com/west/news/151212/wst1512120021-n1.html
http://www.kenja.tv/president/det5q1zb.html

ここから何を学ぶか

努力ということだろう。これは本当に地味だが尊敬以外のなにものでもない。またその素晴らしい参謀にも彼の人徳が出ている。

また会社的には目玉の遊びで、”家族連れにバランススクーターでよくなりましたお!”という状況を続けるのか、また某レジャー施設のように縮小を始めるのか。
それが少し気になるところ。いずれにしても他のレジャー施設が首都圏で狭いスペースでVRレジャー施設を開業させ始めている現状をみてどう舵をとるか見ものだと思う。

 

 

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