約30戸が並ぶ神戸市北区の住宅地に、車で出入りできる唯一の橋が突然封鎖され、警察官が出動する事態がたびたび起きている。50年近く公共物という認識で使われてきたが、最近になって「私(し)橋(きょう)」であることが判明。所有者は老朽化のため「維持管理費がかかる」として住民に購入を求め、住民は市への移管を提案するが、主張は平行線をたどっている。(小谷千穂)
https://news.yahoo.co.jp/articles/4d885461f6297ed445945db9ad2d5ec2068a6b8b
所有者は神戸新聞社の取材に「橋は17年に前の所有者から1200万円で購入した。なぜ無料で市に移管しないといけないのか」と主張。橋の封鎖について「万が一、老朽化した橋が落ちて死者が出たら私の責任になる。住民が費用を負担しないと言うので封鎖しようとした」と話す。 市北建設事務所の担当者は「市への移管の相談は受けるが、無理やり個人の所有物を取るわけにもいかない。住民と所有者に話し合ってもらうしかない」と介入できない状態。市が有償で買い取る可能性は「前例がない」と否定する。 市などによると、民間が開発した住宅地の道路や橋などは通常、完成時に市に無償で移管されることが多い。だが、この住宅地の開発業者は倒産し、この橋が個人に売却された経緯は分かっていない。
これに近い共有の私道事例で、裁判に関わったことがある。
その時は既に何年もかかって最高裁まで行っている状態なので、公図が決められず結局接道できないので地元建築指導課にずいぶんと相談した。
それはともかく、この17年前に購入というのだから所有者を調べてみれば、相手の素性がわかりそうなものだが報道にはない。
市からすれば余計な負担だし、維持費がかかる。持ち主は維持費もそうだが、何か事故でもあれば困る。
地図を見ると27世帯程。
1200万円なら、1.5%の10年として毎月は107,749円、月4000円程。
買い取って、そこそで維持するか、もしくは市に譲ればいいだけなのに。
まぁ、そういう地域なのかもしれない。